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35mmインスタントスライドフィルムのこと

2010/07/03(土) 20:45:42 [カメラやフィルム] #

polapan

polapanCT

polapan polapan

35mmインスタントスライドフィルムは、もはや忘れ去られたか。それにしても製造中止が2002年だから、まだ10年も経つてゐない。2001年期限の PolaPan CT を昨日使つてみたら、写つた。ネガの剥離が完全にされなかつたが、まだ生きてゐた。久しぶりにライトボックスを引つぱり出して、ルーペで覗けば、そこにはまさに「写真」が。つまり、粒子があり、諧調があり、それは指で触れることができる。

1983年から販売されて以来20年近くの間、このフィルムが世界中で独占してきた役割があつた。急ぎでスライドを作る。結果をすぐに確認できて、そのままファイリングできる。カメラはどこにでもある35mmカメラがそのまま使へる。今でもオークションなどにこれの現像機が常に出てくるのは、相当に普及してゐたことの名残である(もう使ひ道はないが)。私の当時の認識では、ほとんど事務用品か実験機材だつた。実際、あのハンドル付きの現像機は、いくらか大きな鉛筆削りかタイムレコーダーか、そんな感じである。

写真家の平間至が有名になり始めたころ、NHKの番組(「トップランナー」だつたか)で、これを使つて撮影のデモンストレーションをしてゐるのを偶々見たことがある。写真家は動きながらモデルを連射する。撮影したフィルムを助手が次々と現像して物干竿に吊す。あの時代(といっても10年位前)には、彼の撮影スタイルで、その場で写真を見せるには、この方法しかなかつた。現像までもがパフォーマンスになつてゐた。

35mm SLR camera w/50mm + Polaroid Polapan CT(expired)

Permalink | Comment: 2

Comment


こんなフィルムがあったんですか,知りませんでした。
しかしよく写りますね。

2010/07/06(火) 22:06:09 | URL | dejiphoto [ 編集]


使はれてゐた割にすつかり忘れられたのは、写真趣味で常用してゐた人は殆どゐなかつたからでせう。とくにカラーは感度が低い(ISO40)わりに画質があまり良くない。
モノクロは、感度125で使ひやすく、粒子も諧調も素晴らしいのですが、プリントを作るには、ダイレクトプリントにしなければなりません。それに一本当りの値段が高い。モノクロの自家現像を楽しむ人たちのやり方と少し違つてくる。
また主に使はれてゐたのが、文字、図表用の高コントラストのスライドフィルムです。これは完全に事務用品です。全体として業務用なんで、今さら懐かしむ人もゐません。

植田正治に、このモノクロスライド:Polapan CTを使つた作品があります。これは、美術館や作品集で見る機会があるでせう。

2010/07/07(水) 07:59:14 | URL | 汐干 [ 編集]

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