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IMPOSSIBLE PX600 は「限界」を越える

2010/06/18(金) 01:19:18 [カメラやフィルム] #

IMPOSSIBLE PX600 test PX600における画像の消滅

PX600フィルムで撮影後、写真がひと月と経たずに酷い状態になつてしまつた。褪色どころか朽ちて絵が消えてしまふ。最初から色々問題あるフィルムと指摘してきたが、ここまでくると無惨だ。

製造者 The Impossible Project からの説明は以下で読める:

日本語で要約、解説をしてくれた人たち:

つまり、保管の湿度が「高い」状態では内部の乾燥が進まず、残つた水分により変質する、と。対策として、乾燥剤を使ひ湿度40%以下で保管しろ、と言つてゐる。発売後に問題が発覚するのは工業製品にはつきものとは言へ、これはインスタントフィルムとしては致命的である。その場で写真が完成しない。撮影者の手から写真が離れることができない。たとへば誰かを写したとして、シリカゲル入りの密封容器をあらかじめ用意しておいて、一週間はここに入れておけ、と言ひながら渡せるだらうか。

ネガからポジをはがすといふ対策も示されてゐる。内部の乾燥に時間がかかる integral film の構造が良くないと言ひたいのか。それは本末転倒だ。integral film を作るつもりで作つたのだらう。もう無茶苦茶。

今の季節では、さらに劣化は早まる。三週間も経たずに下のやうになつた。小さな変化はもつと早く観察できる。ぽつぽつと結晶が浮いてくる。

px600 PX600における画像の激しい劣化

実際に「タッパウエアにシリカゲル」でどれだけ防げるのか保証はない。手元の最後の一本で試し始めたところである。その結果で、PX600フィルムを再び買ふか決めるつもりでゐる。(結果は、IMPOSSIBLE PXフィルムとの付合ひ方 で)

ところで、上にリンクした Newsletter で、彼らはこの現象を Attack of the Killer Crystals と名付けてゐる。自分たちの不始末を擬人化してゐる。あたかも外からやつてきた災厄のやうに表現してゐる。ユーモアのつもりか? ヨーロッパ人はこれ普通なのか? 文章中では平謝りに謝つてはゐるが、失敗を言葉で飾つてごまかしてゐるとしか、私には思へない。あなたの写真が消えたのは「敵」のせゐだから補償はしない、と。

最後に突如出てくる、PIONEER CARD なるものは、いくらで売る気なんだらう。何やら、破綻前の英会話学校やエステサロンが回数券を売り急ぐさまを想起させる。まさかこれを「得」と感じる人はゐないだらうが、「夢」を買ふつもりで・応援のつもりで手を出す人はゐるかもしれない。ところが、それも、世間にいくらでもある話に似てゐる。理想を追ふ人に対して、見返りを期待せずに応援のつもりで一口乗つたら、ぢきに計画は頓挫。金は借金返済に回つてゐただけだつた、といふのがたいていの落ちである。いやもちろん、これがどうなるかは分らないが。


6月20日追記:

インポッシブルからのニュースレターで、PXフィルムを撮影後「剥がせ」との勧めが来た:

上で「もう無茶苦茶」と書いたが、その無茶苦茶で押し切らうといふことらしい。他に打つ手なしなのだ。それにしても、You can't beat とは押しつけがましい。また、4パック買ふとNDフィルターを付けるとは、売れなくなつたPX600を、SX-70しか持つてゐない人にも売るための方便である。無論、この問題を承知で使ひたいといふ人には好都合だらう。


7月28日追記:

PIONEER CARDの詳細は以下。大雑把にいふと、来年三月までにフィルムを10本買へば、以後5%割引するさうだ。穏当な内容か。さらに上に、Land LevelとかImpossible Levelとかあるが、これはちよつと普通の人には関係なささう。

Permalink | Comment: 6

Comment

おやおや
 何だか悲しいですね。
 メーカーには研究を進めていただきたいです。

2010/06/22(火) 18:50:05 | URL | クマ [ 編集]

PFFの記事について。
こんばんわ。コメントありがとうございました。
こちらの記事は要約しすぎでした。ご指摘ありがとうございます。
大幅に内容を変更し、現在メンバーに添削をお願いしているところです。
フィルム研究ブログPola Park Lab.(http://d.hatena.ne.jp/kudar/)もご参照ください。
今後ともよろしくお願いいたします。

2010/06/22(火) 19:24:40 | URL | PFF [ 編集]


全く腹立たしいことです。金、時間をかけて得ようとした物がぶち壊しです。さらに、こちらは開発途上にあるのだからと我慢してゐるのに、責任逃れの物言ひで神経を逆撫でしてゐる。欠陥品をなほも売り抜かうと画策してゐる。

The Impossible Projectは、かつてUNSALEABLEといふ店をやつてゐました。文字通り通常では売り物にならない期限切れのポラロイドフィルムを集めてきて売る。実用性にはかけるが、アートや趣味の人には思はぬ効果が出るので面白がられた。これは彼らが発見した価値とも言へる。
しかし、もう単なる好事家相手の商人ではなくなつたはずなのに、そのときの気分が抜けてゐない。
メーカーとしての責任感がない。だから自分の商品が不良でも「かうやれば面白いよ」と悪びれもせずに、irregular な使ひ方(integral film を剥がす)を推奨してくる。
元来のSX-70のコンセプトを否定してゐる。それを引き継がうとしてゐる自分達を否定してゐることに気がつかない。どんなに窮してゐても、メーカーならば言つてはいけない売り文句をつけてしまふ。

2010/06/23(水) 09:29:07 | URL | 汐干 [ 編集]


Kudarさんのグループは、客観的にフィルムを評価しようとしてゐる。正しく理解してもらふ活動をしてゐる。素晴らしいことだと思ひます。
たいへんな労力です。さういふテストは本当は、メーカーがやつておかなければならないはずなのに!

私は、単なるユーザーとして、言ひたいことを言ふだけです。

こちらの途中経過。シリカゲルは途中で交換しなければなりませんね。密封容器内で濡れたものを乾かすのですから当然。それにしても、これで防ぎ切れるか、ちよつと怪しいか。(微小な結晶が出てきた、か?)
普通に風通しの良い状態で「乾燥させてゐた」積りの写真であまりに症状が酷い。途中から乾燥剤を使つても進行は停まらない。どの時点で何が起つてゐるのか謎です。
やはり、Peelingくらゐしなければ、どうしようもないのかも。

そちらのテストの結果を楽しみにしてをります。

2010/06/23(水) 09:40:30 | URL | 汐干 [ 編集]


開発してるFlorian Kaps氏は「自分が持っている80,000枚の写真のどれにもKiller Crystalは発生していない」とのたもうていると、某メルマガに書かれていました。強がりなのか何なのかわかりませんが、日本やその他湿度の高い地域で商品として売り出すには、問題があり過ぎですね。安かろう悪かろうならまだわかるけど、高いし。

元々の正規品でも時間がたつと色味が変化します。やはり現像が止まらないのが原因だと思われます。環境問題から揮発度の低い材料に変えたのが原因だろうと思いますが。。。

普通の人はフィルムが再発されるから、ポラロイドカメラが欲しい!と言いだしたりしてますが、どうしても人にはお薦めできない状態で困ったものです。とりあえず、チェキやインスタックス・ワイドを薦めてますけど。。。ポラロイドというブランドは異様に強力なので、どこまで通用するか判りません。。。

こんなことを平然とやっていると、インスタント写真やポラロイドそのものを貶めることになりそうで、哀しいですわ。

2010/06/24(木) 08:31:34 | URL | つくちゃん [ 編集]


これもう、完全な欠陥商品です。自動車で言ふならブレーキが利かないレベル。で、メーカーは壁にぶつけて停めろと言ひ出してゐる。
仕様性能の低さ、開発に伴ふべき製品試験の能力の無さは明白ですが、それ以前に、根本的に設計が悪い可能性がある。無理を通さうとしてゐる。

PX100のはうはまだ、少し見込みあるかもしれませんが。

1972年にSX-70が登場したこと自体が驚異的なことだつたのだ、と思へてなりません。ポラロイドは偉大だつた。しかしポラロイド自身もその栄光の歴史を続けることができなかつた。
Edwin H.Landは一人しかゐなかつた、といふことなんでせう。

いや、ゐますね。富士フィルムは、Landの発明した、インスタント写真を継承し、進化させてきました。今も売られてゐる、instaxの性能、安定性、品質はたいへんなものです。
いくらかスタートが遅かつたがゆゑに、Kodakのやうに潰されなかつた。
本当の意味でSave Polaroid、Keep Polaroid をなしてきたのは富士フィルムです。
向うでは、ポラロイドブランドでチェキを売り出してゐますから、チェキはポラロイドだ、と言ひ切つてしまひませう。

2010/06/24(木) 10:00:07 | URL | 汐干 [ 編集]

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