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消えゆくポケットフィルム

2006/09/04(月) 23:29:35 [カメラやフィルム] #

羊のやうなもの

Polaroid I-zone + Pocket Film

ポラロイドのポケットフィルムがすつかり市場から消えた様子。通販サイトでは在庫無し、売切れ。オークションでも単品で、いつが有効期限かも分らないものがちらほらといつたところ。あとは店頭に一本二本と残つたものを探すしかない。わたしの近所は一通り点検済で、二本救出した。買溜めした人が多いのだらう。存外、愛用者がゐるやうなのである。同時期に製造中止となつたSX-70フィルムとは対照的かもしれない。金さへ出せば、あれは有効期限(来年一月末)まで(少し過ぎてでも)手に入ると思ふ。

発売以来これを長く避けてゐたので、使ひ始めたのはわりと最近。なんぼ何でも小さ過ぎる、と。カメラが簡易に過ぎることも気に食はなかつた。使つてみると、これがなかなか楽しい。小さくて手のひらに隠れてしまふ可愛らしさ。手帖や便箋の隅に貼るとまた好い。一人、こつそり眺める気分がオツだ。それで、しつかりポラロイドの画質と手触りである。これが倣つた「プリクラ」とはまるで違ふ。

カメラ(Xiao、I-zone)を見ると、ポラロイドカメラの最小限の構成要素が何であるかが分る。レンズ、シャッター、ミラー、そして二本組の現像ローラーである。ソナーどころか、露出計も電子シャッターもモータードライブも要らない。自己現像方式フィルムのための最初のカメラがSX-70であるが、あれは「必ずしも要らないもの」の塊だつたとさへ思へてくる。あの、今でも溜息が出るほど秀逸なファインダー光学系なんて。

ポラロイドカメラは世に登場していきなり頂上に立ち、その後、段々簡易になつて、その果てに出たのがXiaoだつた。と言つても、設計が簡単だつたわけではなからう。特にあのフィルムは良くできてゐる。黒い小箱に折り畳まれてゐるものが、ティッシュペーパーとは比べ物にならないくらゐ正確に一枚一枚出てくる。あの三角を指先でつまんで引き出す行為には、生理的に訴へるものがある。誰を何を写さうが、そんなことどうでもいいとばかりに、夢中になつたことがある。

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