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IMPOSSIBLE PXフィルムとの付合ひ方

2010/06/27(日) 22:25:42 [カメラやフィルム] #

px600は欠陥商品 px600は欠陥商品

Polaroid SX-70 w. tele1.5+ Impossible PX600FF

前回の続き。製造元 The Impossible Project が公表した対策通りに、PX600FFフィルムで撮影後、すぐにシリカゲルと一緒に密封容器に入れておいた。途中で交換もした、しかし一週間もしたら褪色が目立って来た。結晶も生じ始めてゐた。上で10日目である。乾燥剤では褪色(製造元のいふ the Killer Crystals)は防げない。ちなみに撮影時には気温30度で排出後にフィルムを冷やしてみたりしたが、かなり赤い写真だつた。温度と関係するかは知らない。ともかく結論として、私にはこのフィルムは使へないといふことだ。

px100 px100

Polaroid SX-70 + Impossible PX100FF

同じときにPX100FFフィルムで撮影し、同様の保管をしたが、こちらは変化がさほど見られない。ただし、撮影時には露出補正を2目盛だけ明るいはうにした。まだ気温が低い春先に撮影したときとは、全く逆である。感度が温度に依存するのかもしれない。

PX100はまた買ふことになるだらう。フィルム排出後の遮光の手間を考へても、感度は低いはうが楽である。


これまでの記事(コメント欄含む)で、The Impossible Project に関しては、もう散々に言つた気がする。かなり虚しくなつてきたが、大切なことだから、もう一つ指摘する。例の液漏れの問題(彼らが呼ぶところの Loose Lamination Problem)が生じたとき、彼らは何と言つたか。

POSSIBLE SOLUTION の項に示してある写真をみれば一目瞭然。裏側で剥がれた縁をテープで留めてある。説明文では「これで何の問題もない」と言つてゐたのだ。そして、その一ヶ月後には、乾燥させるために、切れ込みを入れろとか、剥がせと言ひ出すことになる。明白に矛盾してゐる。前のは間違ひでしたと訂正もされてゐない。要するにこの人たちは、問題が起つても、その場しのぎに根拠もない対策を示して、あとは知らんぷりするのだ。


7月12日追記。この記事以後、PX100FFでも結晶が表面に現れて来たものが出て来た。また表面に出ないまでも、その下の層で結晶が生じてゐるらしく、表面に鳥肌状の凸部が現れてゐる。気温のこともあり、少くとも当分PXフィルムは使はない。たぶん、そのうちに売れなくて消えるだらうから、もう使ふことはないだらう。


PXフィルムに関して、「ポラロイドフィルムForever」による以下の報告が公開されてゐます。是非ご覧ください。

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路地、空地

2010/06/24(木) 23:27:52 [日々] #

路地
路地
路地
路地
路地
路地
路地
鉄塔が見える

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IMPOSSIBLE PX600 は「限界」を越える

2010/06/18(金) 01:19:18 [カメラやフィルム] #

IMPOSSIBLE PX600 test PX600における画像の消滅

PX600フィルムで撮影後、写真がひと月と経たずに酷い状態になつてしまつた。褪色どころか朽ちて絵が消えてしまふ。最初から色々問題あるフィルムと指摘してきたが、ここまでくると無惨だ。

製造者 The Impossible Project からの説明は以下で読める:

日本語で要約、解説をしてくれた人たち:

つまり、保管の湿度が「高い」状態では内部の乾燥が進まず、残つた水分により変質する、と。対策として、乾燥剤を使ひ湿度40%以下で保管しろ、と言つてゐる。発売後に問題が発覚するのは工業製品にはつきものとは言へ、これはインスタントフィルムとしては致命的である。その場で写真が完成しない。撮影者の手から写真が離れることができない。たとへば誰かを写したとして、シリカゲル入りの密封容器をあらかじめ用意しておいて、一週間はここに入れておけ、と言ひながら渡せるだらうか。

ネガからポジをはがすといふ対策も示されてゐる。内部の乾燥に時間がかかる integral film の構造が良くないと言ひたいのか。それは本末転倒だ。integral film を作るつもりで作つたのだらう。もう無茶苦茶。

今の季節では、さらに劣化は早まる。三週間も経たずに下のやうになつた。小さな変化はもつと早く観察できる。ぽつぽつと結晶が浮いてくる。

px600 PX600における画像の激しい劣化

実際に「タッパウエアにシリカゲル」でどれだけ防げるのか保証はない。手元の最後の一本で試し始めたところである。その結果で、PX600フィルムを再び買ふか決めるつもりでゐる。(結果は、IMPOSSIBLE PXフィルムとの付合ひ方 で)

ところで、上にリンクした Newsletter で、彼らはこの現象を Attack of the Killer Crystals と名付けてゐる。自分たちの不始末を擬人化してゐる。あたかも外からやつてきた災厄のやうに表現してゐる。ユーモアのつもりか? ヨーロッパ人はこれ普通なのか? 文章中では平謝りに謝つてはゐるが、失敗を言葉で飾つてごまかしてゐるとしか、私には思へない。あなたの写真が消えたのは「敵」のせゐだから補償はしない、と。

最後に突如出てくる、PIONEER CARD なるものは、いくらで売る気なんだらう。何やら、破綻前の英会話学校やエステサロンが回数券を売り急ぐさまを想起させる。まさかこれを「得」と感じる人はゐないだらうが、「夢」を買ふつもりで・応援のつもりで手を出す人はゐるかもしれない。ところが、それも、世間にいくらでもある話に似てゐる。理想を追ふ人に対して、見返りを期待せずに応援のつもりで一口乗つたら、ぢきに計画は頓挫。金は借金返済に回つてゐただけだつた、といふのがたいていの落ちである。いやもちろん、これがどうなるかは分らないが。


6月20日追記:

インポッシブルからのニュースレターで、PXフィルムを撮影後「剥がせ」との勧めが来た:

上で「もう無茶苦茶」と書いたが、その無茶苦茶で押し切らうといふことらしい。他に打つ手なしなのだ。それにしても、You can't beat とは押しつけがましい。また、4パック買ふとNDフィルターを付けるとは、売れなくなつたPX600を、SX-70しか持つてゐない人にも売るための方便である。無論、この問題を承知で使ひたいといふ人には好都合だらう。


7月28日追記:

PIONEER CARDの詳細は以下。大雑把にいふと、来年三月までにフィルムを10本買へば、以後5%割引するさうだ。穏当な内容か。さらに上に、Land LevelとかImpossible Levelとかあるが、これはちよつと普通の人には関係なささう。

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囲はれた場所で

2010/06/10(木) 22:52:16 [日々] #

繫がれて浮ぶ物

同じ場所から歩き始めて、決めた時刻になつたら、或は、持つた材料が尽きたら、引返す。何を写すかといふより、何は写さないかといふこと。そこと指差せる所にあつて感情を塞き止めるもの。

繫がれて浮ぶ物

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